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やすこ先生の、子育てのヒントプチクラスキッズクラス・ジュニアクラス 2023.07.19
1学期おつかれさま、絵本でひとやすみ
4月に進級、入学したこどもたち、そろそろお疲れかな。
それとも家に帰ると逆にパワーアップして、
ついつい怒られるようなことばかり、やっちゃってるかな。
朝起きてから夜眠るまで、褒められたり怒られたりで、
あっという間にご家族で駆け抜けた数か月だったかな。
夏休みも忙しくなりそうですが、
まずは、春からの4ヵ月間お疲れ様、
ちょっと家族で絵本の時間を過ごしてみませんか。
『おこだでませんように』
くすのきしげのり 作 石井聖岳 絵 小学館
たなばたの短冊に、
入学してようやく覚えたひらがなで、
「おこられませんように」をこんな風に書いたぼく。
ほんとは褒めてもらいたいのに、いつも怒られる。
ぼくの話をよく聞かないですぐ怒ったりする。
ぼくにはまだ、どうしてこんなことになったのか、
うまく説明することはむつかしいよ。
良かれと思ってやったこともあるのに、
なんでもかんでも僕が悪いと決めつけないで。
読んでいるうちに 切なくなりました。
だってかつてはこどもだった私たちも、
おんなじ気持ちを抱いていましたよね。
そして習ったばかりの文字を使って「担任の鹿島先生」と
交換日記のようにつづったのが次の本です。
『1年1組 せんせいあのね
~こどものつぶやきコレクション』
鹿島和夫 選 ヨシタケシンスケ 絵 理論社
まだ自分の考えや気持ちをうまく表現できない1年生。
先生へ向けて、飾らず素直に紡ぎだされたことばに
クスっと笑ったり、胸にジーンときたり。
読むうちにこどもたちは、
書くってこういう楽しさがあるのかと気づくかな。
大人たちはじぶんのこども時代を思い出すかな。
こどものふくよかでみずみずしい感性が、
読み手のわたしたちにまっすぐに響きます。
『大ピンチずかん』
鈴木のりたけ 作 小学館
これはもう家族みんなで 「そうそう」、「あるある」
大いにうなずきながら、読んでください。
本の中では、いろんなピンチが5段階に分類されていて、
もし、似たようなピンチが実際におこったら、
「これは何レベルのピンチ?」と、みんなで
話し合って楽しめること間違いなし。
牛乳こぼしたり、冷えたこおりがベロにくっついたり、
そんなピンチはいつもまわりにあるけれど、
こどもは、おこられたり、あやまったり、
泣いたり笑ったりしながら成長するんですよね。
2学期も頑張っていこうね。
畠山 泰子