Blog
やすこ先生の、子育てのヒント 2022.03.08
「子育ての仲間を見つけに。」
このブログ ー子育てのヒントー が50回目を迎えました。
いつも読んでくださってありがとうございます。
気が付くと かなりの数のお母さんたちから、
その時々の悩みを聞かせてもらってきましたが、
その中には、いつの時代にも変わらない同じ気持ちを
何度も伺ってきたように思います。
例えばそれは、
二人のこどもを育てているお母さんからの、
『下の子には 自分の気持ちに余裕も出てきて、
おおらかに接することができるし、
急いで大きくならなくてもいいよ、なんて思えるのに、
上の子にはつい厳しくして、ひどく叱ったりしてしまう。
どうしてこうも自分の気持ちが違うのでしょうか。』
というものです。
また一人っ子を育てているお母さんからは
「いつも一緒で、つい手助けをし過ぎてしまい、
この子の自立を妨げていないか心配です。
一人っ子はわがままになると聞きました。
どうすればいいのでしょうか。」
というお話です。
どちらのお話も伺ってみると
これは誰もが持つ、自然な気持ちだと気づかされます。
そして どちらのお母さんも ご自分のことを
よく分かっていらっしゃるし、ありのままのお気持ちで
間違ってなどないな、とも感じることができます。
「子育て」という道はこどもと一緒に歩きながら、
未来を一緒に見つめて進んでいくことだと思います。
初めての道は 親子ともにどんな道を歩いていくのか
不安が先立ち、つい力が入ってしまいますね。
転ばぬ先の杖をさっと差し出してしまうのも
失敗をさせたくない「おやごころ」というものでしょう。
アトリエぱおのプレプチクラスでは
毎回おうちの方と一緒のレッスンを行っています。
プチクラスも、レッスン中はおうちの方に見守っていただいています。
それはまだ幼くて 一人では難しい作業の手助けを
お願いしているという側面もありますが、
そこで一緒に活動するお母さん同士が
「私だけが悩んでいるのではないのかも。それでも、
みんな、それぞれに奮闘してがんばっているのだな。」
そんな気持ちを持って、お互いに励まし合えるような
素敵な空間を、みなさんと講師とともに作っているのです。
その雰囲気がこども達を後押しして、
創造力あふれる作品作りに役立ってきていますね。
悩んでいるのは あなた一人ではないのですよ、
大丈夫、仲間はすぐそばにいるのです。
これからも思いやりと共感にあふれたクラスの中で
子育てを楽しんでいきましょう。
畠山 泰子