Blog
やすこ先生の、子育てのヒントプチクラスキッズクラス・ジュニアクラス 2020.03.16
「王さまと九人のきょうだい」
絵本「王さまと九人のきょうだい」
このところ外出もしにくい 毎日が続いていますが,
このお話は、おうちで楽しんでもらえること まちがいなし！
じつは 小学校の読み聞かせの時間では、
どの学年にも大人気の 痛快な中国の昔話なんです。
まずは、このきょうだいの名前が面白いのです。
たとえば「はらいっぱい」「あつがりや」「ぶってくれ」などなど。
その名前のとおりの得意なことを生かして、
無理なことばかり言ってくる王さまを やっつけていく、
イ族という民族の 昔話です。
お話のはじまりでは、
九人のきょうだいが おばあさんから生まれてきますが、
そんなところは 日本の昔話と似ていますね。
このような 外国のお話を読むことで こどもは、
楽しみながら その文化や人々の暮らしを知り、
理解を深めていくチャンスを得ているのです。
いま コロナウイルスが世界中に広がりつつあり
その各国の様子を 連日ニュースで知ることができます。
はじめは このお話の国、中国からの映像が多かったですが、
最近はヨーロッパへと 範囲が広がってきました。
そんなニュースを観ることで こども達も
これまで以上に外国に
興味を持ちはじめているかもしれませんね。
どこの国の人々も私たちと同じように、なんとか
この事態をのりこえて
もとの平和な暮らしに戻れるように 願っています。
アトリエぱおの今年のテーマは Only One Earth
私たちの平和は 外国の人々の平和と つながっているのです。
平和の未来は それぞれの文化を知ろうとすることから始まります。
まずは 中国のお話から 世界をひろげてみませんか。
畠山 泰子
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
中国の民話「王さまと九人のきょうだい」 岩波書店
君島久子 訳 赤羽末吉 絵
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
