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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

プチクラスキッズクラス・ジュニアクラス中高生クラス・おとなクラススケッチツアー 2026.05.23

スケッチツアー 原爆ドームコース

こんにちは、こどもクラス講師の浅原です。 5/17に開催された「スケッチツアー 原爆ドームコース」についてです。

当日は雲ひとつない快晴。

気温が30度近くまで上がりましたが木陰を吹き抜ける風が気持ちよく、

絶好のスケッチ日和でした。

原爆ドームコースではスケッチの前に被曝体験伝承者の方からお話を聞きます。

今回も原爆ドームの建物についてのお話と原爆の子の像のお話を聞かせていただきました。

教室や家で聞くのと違い、現地で聞くお話はとても説得力があります。
お話の後はそれぞれスケッチポイントを探してスケッチです。

 

 

 

 

野外スケッチは場所選びで8割が決まります。

「よく見える」というだけでは不十分です。

野外は暑さ、寒さ、風、虫、など快適な場所かどうかも重要です。

日なたや風が強いところや、虫が多いところなどは、

長時間座って描くには向いていません。



最後に絵を並べてみんなで鑑賞会。

何人かの参加者には発表してもらいました。

その場所を選んだ理由。

うまく描けたところ、難しかったところなど。

 

 

絵を描くということは実は考えるということです。

セザンヌはこう語っています。

「絵画には、二つのものが必要だ。つまり眼と頭脳である。

この両者は、互いに助け合わなければならない。」

 

「よく見て描く」のではなく、「よく見て考えて描く」のです。

初めは思いつかなくても、パパママと話している間に

「そういえばこんなこと考えてた」

「こうするつもりだった」ということを思い出してきます。

今年もこどもたちがスケッチしているのを見ていて、

これは「祈り」だなと思いました。

広島人なら原爆ドームは何度も見たことはあるでしょう。

でも2時間も見続けたことはないでしょう。

かつて悲しい出来事があった場所に座って、

2時間見て考えて描くということは、まさに「祈り」そのものだと思います。

今年も戦争中でのスケッチツアーとなりました。

昨年と違いイスラエルとパレスチナの戦争は停戦しましたが、

新たにアメリカとイスラエルがイランと戦争をしています。

ホルムズ海峡の封鎖は、ポテトチップスの袋の色が白黒になったりと、

日本人の生活にも影響しています。

今後もっと大きな影響が出るでしょう。 世界は繋がっています。

遠く離れた海の向こうで起こっていることが私たちにも影響します。

そうやって原子爆弾も投下されました。 外国のことだから他人事と思うのではなく、

それがどんな影響を及ぼすのか、自分の頭で考えられる人になってほしいと願います。

たくさん絵を描いて、たくさん考えて、絵を描くことで考える力を育てましょう。

 

 

 

 

 

 



浅原