アイコン
アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

中高生クラス・おとなクラス 2020.03.07

おとなクラス ミニ講座「スケッチのためのパース入門」

西広島駅前教室おとなクラスでは、「スケッチのためのパース入門」と題して、ミニ講座を行いました。

 

パースとは簡単に言うと遠近法のひとつで、遠くに行くにつれものが小さくなることを指します。

中学美術で「透視図法」を習うので、聞いたことはあるという方も多いかもしれません。
この「パースペクティブ(パース)」は、およそすべてのものに関係します。

パースが何となくでもわかると、建物の外観や室内はもちろん、車や工業製品、人体のデッサンにも生かすことができます。
今回の講座には中学生や中高年の方など、年齢関係なくスケッチや風景画に興味のある方が集まりました。
まず最初に資料を配り、パースについて簡単にレクチャー。

水平線と視点の関係や、平行な線も消失点に収斂することなどをお話しました。

理論の話なので完全に理解していなくても構いません。

「こういうものなんだ」というのがなんとなく感じられれば大丈夫。
そのあと、ガイド線つきの画用紙に写真を参考にして風景を描きました。
とはいえ、すべての風景画・風景写真にわかりやすく水平線や消失点が見えるわけではありません。

少なくとも消失点は画面の外にあることが多いようです。
ですので今回は「平行な壁や窓は見かけ上、左右どちらかまたは左右どちらにも向かって細くなっていく」ということだけわかってもらえたらと思ってレクチャーしました。

結果、良い感じの風景画ができあがりましたよ。


 

 

 

 

 


同じ写真を参考にしても、これだけテイストの違う絵が出来上がるので、やっぱりアートって面白いですね。
この資料はまだ用意がありますので、ご興味のあるおとなクラスの方はぜひお声かけください。

 

おとなクラス担当 天野美穂